第20回AI-拡大内視鏡研究会
アウトカムに繫がるAI-拡大内視鏡
会期:2024年9月14日(土)、会場:ベルサール半蔵門、代表世話人:吉田 茂昭(青森県病院事業管理者)、工藤 進英(昭和大学横浜市北部病院 消化器センター)、当番世話人:堀田 欣一(静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科 部長代理)
参加費
7,000円
日本消化器内視鏡学会 専門医制度 資格申請・更新 参加点数2点(関連学会分)が付与されます
拡大内視鏡の実用化から約30年経過し、内視鏡診療において欠かせない診断ツールとなっています。大腸のPit pattern分類はいまや全世界の共通言語として用いられています。一方、海外ではNBIをはじめとするIEEは普及しているものの、未だに拡大内視鏡の普及率は低く、特に深達度診断に拡大内視鏡を用いることは必ずしも浸透していません。その理由を考えると、診断能に関する研究は数多くあるものの、癌死亡抑制などの重要なアウトカムに直結する研究やコストベネフィットに関する研究が不足している影響が想起されます。
拡大内視鏡診断の精度がエキスパートにおいてはほぼ限界レベルに到達した現在、拡大内視鏡が必須の診断ツールであることを誰もが納得できるような研究成果を発出していくことが、拡大内視鏡を創出したわが国の使命と考えます。
一方、AI内視鏡は新しいツールですが、多くの機器が上市され誰でも入手可能な状況になってきました。今後、臨床的に重要なアウトカムとの繋がりを示すことにより、内視鏡診療による位置付けがより確かになるでしょう。本研究会では咽頭、食道、胃、十二指腸、大腸領域の1例1例を詳細に検討する症例報告から、重要なアウトカムをエンドポイントとした臨床研究まで幅広い演題を募集します。
著作者:iuriimotov/出典:Freepik