ご挨拶
- 第39回日本大腸検査学会総会
- 会長緒方 晴彦
- 慶應義塾大学医学部 内視鏡センター 教授・センター長
このたび、伝統ある日本大腸検査学会の第39回総会を2021年10月1日(金)と2日(土)の2日間、東京都千代田区のシェーンバッハ・サボー(砂防会館)にて開催する運びとなりました。
日本大腸検査学会は、伝統ある日本大腸検査法研究会の業績を継承し、大腸検査に関する基礎的ならびに臨床研究の促進発展を通じて社会貢献することを目的としており、工藤進英理事長(昭和大学横浜市北部病院消化器センター)、役員諸兄のご指導の下、鋭意準備を進めているところでございます。
このたびの総会は「大腸検査―温故知新」をメインテーマに、研修医や看護師、内視鏡技師等のコメディカルの方にも基本から実践まで幅広く学べるよう、検査・治療の技術習得に役立つ講演や主題にも診療に即した最新のトピックスを取り上げ、かつまた専門医の先生方にもご満足いただけるような多彩な企画を用意しております。
メインテーマの『温故知新』は、ご存じの通り「故(ふるき)を温(たずね)て新(あたらしき)を知(しる)」を意味しています。下部消化管における腫瘍性ならびに炎症性疾患に対する超拡大内視鏡やカプセル内視鏡、CTC、分子イメージング診断やDNA検査、さらにはAIによるコンピューター補助診断などの最先端技術に注目が集まる中、大腸X線造影検査をはじめとする従来の検査法の臨床的意義を今一度、振り返り、これらの技術をいかに受け継いで、未来に発展させていけるかを皆様と一緒に考えることができればと願っております。
2021年秋の段階でCOVID-19の感染状況がどこまで落ち着くか現時点では不明であり開催方式に関しては未確定な状況ではございますが、多数の皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。