このたび、第43回日本大腸検査学会総会の当番会長を拝命致しました札幌医科大学消化器内科学講座/同附属病院消化器内視鏡センターの山野泰穂と申します。伝統ある本学会の総会を担当させて頂き栄誉を感じると同時に、恩師でもある工藤進英理事長のもとでの開催で身の引き締まる思いでおります。
さて第43回総会は2025年11月7日(金)・8日(土)の2日間、秋田県秋田市にございます「あきた芸術劇場ミルハス」にて開催する運びとしました。
秋田は、1990年代から2000年代初頭にかけて全国ならび海外から約700名を超える多くの医師達が集い、工藤先生の教えを請い共に学び成長した地であります。現在、ルーチンで行われている軸保持短縮法による挿入、拡大内視鏡診断学の礎を築き発展させてきたと言っても過言ではなく、現代内視鏡診療の原点でもあります。わたくし自身にとっても秋田は人生の転機となり成長の過程を過ごした第2の故郷でもあり、当番会長としてこの地を本総会の開催地に選びました。
このような背景より本総会のテーマは「永劫回帰」としました。多くの会員が原点の地にもどり、これまでの経験を踏まえてもう一度見直し、新たな視点で次の発展につなげられるよう、各テーマのディスカッションができれば幸いと考えており、盛会になるよう会員のみなさまのお力を借りて鋭意準備を進めて参る所存です。
ぜひ多くの皆様の演題応募と当日のご参加を心よりお待ちしております。